【コラム】Junko's Column - もももんが!Vol.6

NISEKO EXPEDITION 2023!!

7月は年に一度の大イベント!NISEKO EXPEDITIONに参加してきました!メンバーはいつもの「蝦夷モモンガ123」の皆さまと✨

鬼軍曹・田中正人さんのコースは去年とは比べ物にならないくらいパワーアップ💪

そんなレース中に感じた気持ちを忘れないように書き留めておこうと思います。

●自分の役割

私の役割は、チームの皆が地図読みに集中できるようにすること!あとは、ロープワークや、皆が疲れてきたときに何かサポートができれば、と考えてました。

●レース前

特に緊張などはなくいつも通り(笑)

地図が配られてからはルートを考えたり地図に書き込んだり。関門時間も書いとこ!って言われて書きうつしたけど、関係あるのかな?なんて考えていた。この時は。チームの皆さま、私よりかなりマジメです(笑)

●スタート→MTB

今年はMTBからスタート🚵‍♂

夜の濡れた路面、さらに人が密集したMTBは怖い…登りでは、周りのチームに競争心を煽られ(?)スピードアップするチームメイトにどんどん置いていかれて、何度「速い!」と叫んだか(笑)

地図読みも焦ってしまって、ロストした前のチームについていってしまったり、CP探索に時間をかけてしまったり。周りに他のチームがいる時ほど、落ち着いて自分たちのレースをしたいですね!

Photo: Kenta Onoguchi

●パックラフト

お次は夜の23kmパックラフト🚣‍♀

去年よりも流れは緩やかなので、怖いと感じるところはあまりない代わりに、漕がないと進まない💦

私はカヤックツアーで教えてもらった漕ぎ方のコツを思い出しながら、しっかり水を掴むことを意識して漕ぎ続けました。CP探索に少し時間をロスしてしまったけど、頑張って漕いだ甲斐あり前の数チームにも追いつけた!しかしおじさま方のトイレタイムでまた抜き返される(笑)このユルさがうちのチームらしい(笑)

海が見えた時は、あーこんな端っこまでほんとに来たのかーと。元々北海道に住んでいたので距離感が分かるだけに感慨深かった!

●トレッキング

上陸したら「さ、寒い〜!」パックラフトたたんで上着を着て走る。しばらく走ると体が温まる。すぐにメインの沢登りかな〜なんて思ってたら、岩ガレガレの沢を下りたり、そこまでの道のりもなかなか時間がかかる(^_^;)

トンネルラン中に、このあとの沢登りで競技ブックを見なくてすむように内容を頭に叩き込みました。

●沢登り

今回のメインディッシュ!?沢登りセクション!

まずは雷電海岸の海沿いの崖をトラバース(((o(º▽º)o)))渓流釣りが趣味でいろいろと器用な山本さんが先頭、無駄に度胸だけはある私が最後尾で、かなり怖がってる木谷さんを励ましながら進みました。

最初の滝を見た時は想定以上の大きさでこれ登るの!?ってびっくりと同時にワクワク(((o(º▽º)o)))

スタッフがいないところも、ここどうやって登るんだーって少し悩むような滝もいくつか。胸ぐらいの深さの沢の中を、ザックが浸水しないように頭の上に持ち上げながら歩いた所もありました。

前の人を肩車して持ち上げないと先に進めない滝もありました。

パワーのある大輝くんに一番先に上がってもらって、身長の高い山本さんに肩車で木谷さんと私を上げてもらって、最後に山本さんを引っ張り上げる作戦!←ほんとはね…寒すぎて、滝の下に自分が長くいたくないというのもあった…山本さんごめんなさい(笑)

私が上がる時は、どうあがいても登れる気がしなくてリタイアか?と頭をよぎったけど、少し力を抜いて身を任せたら山本さんが持ち上げてくれて、気付いたら大輝くんに引っ張り上げられてました。

山本さんが上がる時は、スリングを下ろして掴んでもらったりしたけど、それだと力が入らず引き上げられない💦

どうしよう、と思っていたら山本さんが自力で手が届きそうな所まで上がってきてくれて、大輝くんと私で手を掴んで引っ張り上げることができました!

いや、これフツーの女子絶対無理やから!!(笑)

●トレッキング

朝日温泉~雷電山~目国内岳の縦走路は大輝くんと2回一緒に歩いてるので、藪の濃さや意外と時間がかかるのは承知の上。でも実際行ってみると、あれ、何か藪パワーアップしてる?😂

山本さん、木谷さんがかなり疲労していてペースダウンしているので、大輝くんと少し進む→待つを繰り返すと、冷えきった体は全然温まらない。途中で持ってる防寒着・レインを全部着る。これでやっと丁度良いくらいでした。

補給食も結構消費してしまい、カロリーがありそうなものはあと羊羹1個しかない…(´Д`) 山本さんから柿ピーをもらい、大輝くんと仲良くわけわけして空腹を凌ぐ。

チームの疲労具合、進むスピード、補給食の残量。山のトレッキングを終えて次のセクションを改めて確認すると、ん?沢?しかも沢めっちゃ長い!(笑)

翌日昼12:00のゴール制限時間からタイムを逆算し、完全完走は無理そうだということで、皆で相談して、Pro CP(得点低い)しかない沢のセクションをまるっとカットし、食事のあるTA6を目指すことにしました。これで、完全完走はできなくなってしまう。悔しい…でも仕方ない。

●TA6

TA6ではスタッフの皆さまから温かい言葉をかけてもらって、準備してもらった温泉で足湯して。疲労して冷え切った身も心も、芯から温まって、元気が出ました。真っ暗になってもPro CPを取りに行った他のチームはまだどこも帰ってきていない?え?大丈夫?てかうちら行ってたら何時になってたんや😂

とにかく、制限時間内に完走目指して、できるだけ多くのCPをとって、今の自分たちができる限りのことをしよう!

●MTB

再び全てのウエアを着込み2晩目のMTBスタート。ダウンヒルさむー!

●オリエン

関門までの時間から逆算して、深夜0:00にはオリエンを終えて出発しようと決定。他のチームと勝負できるかは、この2時間でどれだけ取れるかにかかっている。

けど、絶対に4つ以上取りたい大輝くん、疲れてもう走れない山本さん、木谷さん。少しチームがバラバラになっている感じがしました。そして1つ目のCP23に向かうも、藪がやばい💦

夜中にこの100mの藪漕ぎはちょっとキツい💦

作戦変更して別のCPに向かうも、そこも藪がすごくて断念。結局戻って林道から回り込んでCP23を取り、オリエンを終えた。藪がヤバいというのにもう少し早く気づければ、もう少し作戦の立てようがあったかな?やられたー。

私達がオリエンを終えて出発する時に、ちょうどPro CPを全部回ったラッセル隊が到着しました。速!!

●MTB

ここからがっつりMTB!関門まであまり余裕はないので、できるだけミスは少なくしたい。

夜で地図があまり見えないという山本さんから地図をもらい(そうそう、パックラフトで地図を水没させてしまった大輝くんに私の地図は全部あげちゃってたのでした)、大輝くんと私で途中途中のルートをしっかり確認しながら進みます。地図読みに集中して頭フル回転する時間は楽しくて、2晩目の割には眠気はあまり感じなかった!

Photo: Kenta Onoguchi

この辺り、私はCPに着くとコントロールカードのパンチ、電子パンチ、地図の入れ替え、競技ブックの確認、とかなり仕事が増え激務となっていた笑笑

MTBセクション後半、CP39からは湯本温泉(今話題の!笑)&五色温泉ヒルクライム!!この辺りは山本さん土地勘あるので地図はおまかせ。だらだら登りが暑いし長いし眠い…

●トレッキング→ゴール

五色温泉からは帯同カメラマンの若様が加わり、5人で喋ったりしながらアンヌプリへ。雨がぱらついて焦ったけど(特にカメラ持ってる若様)、本降りにはならず、無事にゴール!4人でゴールできて、ほっとした気持ちでいっぱいでした。

ゴールしたらちょうど田中正人さんが来て、「(完全完走チームがいないことに対して)ちょっと難しかったみたいですね〜!」と。ちょっと!?笑笑

本当にレース中はいろんなことがあって、感情もどんどん変化して、長いけどあっという間の34時間。チームメイトの意外な面を知れたり、自分を成長させてくれるアドベンチャーレース。次はどんな景色が待ってるのか?これだからまたやりたくなっちゃうんだよなぁ(´Д`)笑

こうして今年も夏の大冒険が終わった……………………

と言いたいところですが、9月にまたニセコへ帰ります!女性だけのアドベンチャーレース「NISEKO EXPEDITION JEANNE」皆も知ってるあのお方!?とニセコで大暴れしますよ~(^^)

Photo: Kenta Onoguchi

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