【レポート】地図読み & MTB講習会 in 大阪箕面 2022.1.23

EVENT REPORT -イベントレポート(運営スタッフ:春木 望)

1月23日、大阪府箕面市で「地図読み&MTB講習会」が開講されました。参加者は、「アドベンチャーレースやウルトラマラソン経験者」という強者から、「トレラン始めたけどなんか物足りないんです」という方、「最近いろんな低山に登るようになった」という初心者の方までさまざま。

午前中は、箕面の町から里山にかけて、実際に地図とコンパス(方位磁石)を手に持って歩きながら、地図記号の読み方、距離の測り方、現在地の特定の仕方などを学びました!

アドベンチャーレースの必需品『コンパス』を使って地図読み実践!

普段皆さんが「一番よく見る地図」といえば、Googleマップではないでしょうか。山に入る方ならYAMAPなどのアプリのGPS機能で現在地を把握しながら山歩きをされる方も多いかもしれません。

でもアドベンチャーレースではGPSの使用は禁止。紙の地図とコンパス(方位磁石)を使用し、地図に記載されている等高線や地形、地図記号を頼りに現在地の特定や目的地へのルートを決めていきます。

なんともアナログな方法ですが、アドベンチャーレースは一日中、レースによっては数日間に渡って人里離れた環境で過ごすことがあります。また短いレースでも遭難や怪我の可能性もあります。もしGPSが使えたとしても数日山の中に滞在する可能性を考えると、バッテリーが必要な機器だけで位置を確認するのは危険です。

GPSアプリでの位置確認に加えて、安全のために身に着けておくべきもの。それが「地図読み」のスキル。そしてこの「地図読み」自体も、アドベンチャーレースの大きな楽しみのひとつです!

この日、午前中は地図とコンパスを片手に実際に山に入りました。

最初は参加者全員で、コンパスや地図の持ち方なんかを確認したり、周囲の景色と地図上の地形とを実際に合わせるにはどうしたらいいか、地図上のどういう地形なら安全に通れるかなどの技術や知識を学びました。

初めは「等高線?尾根?どっちが標高高いの?」とチンプンカンプンなんですが(笑)、だんだんと慣れてくると次に目指すべきCP(チェックポイント)までのルートも何パターンも考えられるようになってきます。

午前の締めくくりは個人戦!ひとりずつバラバラになってゴールを目指すミニゲームを開催。みんなで迷ったり走ったりと盛り上がりました。

午後は講習会!

ミニレース後は会場に戻り、各参加者のGPSトラッキングをプロジェクターで映し出し、自分の動きを振り返りました。迷いやすかったポイントを全員で振り返りながら、講師の方から地形の見方や、CPの見つけ方のコツなど、アドベンチャーレースに役立つスキルを学ばせてもらいました。そしてミニレース上位者にはサプライズの賞品も!?

地図読みの振り返りが終わったら、海外のレースでも活躍中の経験があるアドベンチャーレース歴20年の講師の方から、

  • 『アドベンチャーレースとは?』
  • 『アドベンチャーレースに必要なスキル』
  • 『アドベンチャーレースの魅力など』
  • 『初心者におすすめの大会,レースの紹介』

の解説をしていただきました。海外レースへの夢膨らむ内容で、私はもう今すぐにでも出たい…

最後は(かなり珍しい?)MTB講習会

アドベンチャーレースに参加する上で、どうしてもハードルになってしまうマウンテンバイク。できれば自分のMTBを持ち込みたいけど、どうやって選んだらいいか分からないという方も多いのではないかと思います。

そういった、普段なかなか教えてもらう機会のないMTBの選び方や、MTBを扱う上でアドベンチャーレースに必要な装備やスキル、最後はMTBのパンク修理の実演も見ることができました。これでレース中にパンクしても大丈夫!?(※実践練習は必要ですよ)

VOICE OF PARTICIPANTS -参加者の声

80才まで走るのが目標。裸足ランニング、登山などを楽しんでいます。

ワクワクしながらポイント探し

じゅんちさん


講習会に参加して、コンパスを使った整置の仕方を教わった事が一番大きな収穫です。

今までは怖くて一人で山に入った事がありませんでしたが、一人でもずっとワクワクしながらポイントを探し、無事に下山する事ができました。 地図を見て正反対に進む事も無く、この歳にして大きな一歩を踏み出せました!ありがとうございました!!

2年前に大阪マラソンに出場した事がきっかけでトレランを始め、山の魅力にハマりオリエンやロゲなど山岳アクティビティの幅を広げてます。

ニセコ出場に照準を合わせたい

あっきーさん 会社員


最初から最後まで内容濃く盛り沢山な講習で得るものもとても多く大満足の1日となりました。

知りたかったことも沢山聞けて、ミニゲームも初めてGPSを使用したりCPの取り方、地形の読み方など実践でとても役立つものばかりでさらにアドベンチャーレースへの思いが強くなりました。

今年はニセコ出場に照準を合わせてスケジュール調整していこうと思います!

NISEKO EXPEDITION 2022 Official WEB

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