【記事】ゆるやま!の撮影機材 - 野外でのレース動画撮影に必要なカメラとはなんぞや
ゆるやまの撮影機材を紹介するよ
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ゆるやま!はもともと映像出身ではないのですが、3年以上も特殊な環境で撮影や映像編集ばかりをしてきたので、それなりに知識や経験も蓄えられています。
その(おおよそ実生活には役に立たない)知識を活かして、今回は屋外での撮影、特にアドベンチャーレースのような過酷な環境や選手を追うような激しい動きに対応できる撮影機材をメインに紹介します。野外レースを撮りたい!と考えている方はぜひ参考にしてください。
まずはアクションカメラの基本「GoPro」
定番アクションカメラ「GoPro」。激しい動きを撮影するのであれば、まず外せないのがこちらです。
2023.3現在最新機種はこちら。
GoProの長所をかんたんに紹介するとこんな感じ。
- 強力な手ブレ補正
- 魚眼レンズに近い広角な視野
- 防塵防水、水に突っ込んでも使える
- 小さいのでどこにでもつけられる。オプション充実でカスタマイズ可能
アクションカメラはいろいろなメーカーから発売されていますが、GoProをオススメする理由としては、純正パーツ、社外パーツともに豊富に用意されているので、いろいろと小回りが効くこと、予備バッテリーなどを安価に抑えることが可能な点です。
DJIなどもいろいろとオプションはあると思いますので、そのあたりは好みのメーカーのものを使えばいいかと思います。
アクションカムのメリットは小型で高い耐久性、強力な手ブレ補正がメインではあるんですが、それ以外にもゆるやま!がアクションカムを使う大きな理由のひとつに「超広角」アングルで撮影が可能なことがあります。
超広角っていうのは、画面がギューンって丸く映る、いわゆる魚眼レンズのような映り方です。通常のカメラでこのギュイーンを作ろうとすると、レンズ交換ができないカメラではまず不可能だったり、交換可能なカメラでも広角レンズを別で用意する必要があるため、意外と撮影が難しかったりします。
アクションカムを使うとそれがかんたんに撮れるので、実は一番有用性が高いのはそこなんじゃないかな?とか個人的には思っています。
あとは長めの撮影棒をあわせて持っておくと、ドローンがないor飛ばせないエリアでも高度を感じる映像を撮影することが可能です。

ナイト・ショット(赤外線撮影)が可能、手ブレにも強い定番ハンディ
YouTuberも御用達、実はTJARなどNHKの撮影スタッフの定番アイテムでもあるSONY FDR-AX60。
ゆるやま!の映像も大半がこのカメラで撮影されています。解像度は最大4K、センサーサイズを有利に活かした光学20倍望遠、強力な手ブレ補正を備えた安定した性能、信頼性の高いカメラでどこでもガンガン使えます。
今までエラーになった(半分壊れかけた)のは、真夏のスコールでモニタ接合部に大水をかぶったときだけで、それ以外一度も困った記憶はないです。
FDR-AX60を使うべきシチュエーションはこんな感じ。
- アクションカムではできない、望遠の必要性があるとき
- カメラ片手に岩場を登るなど、一眼などの大きなカメラを持ち込めないとき
- 軽さを活かしたフットワークが必要、かつ画質の安定性が必要なとき
- 夜間撮影で照明が確保できないとき
手ブレ補正でレンズが目玉のごとくギュインギュイン動くので、藪に入るなど過酷な環境に持ち出すのであれば、保護フィルターをつけたほうが安心かと思います。55mmが径なので、他のサイズ買わないように気をつけてね!
このHAKUBAのこのフィルターは本当に保護専用ですが、偏光フィルターや撥水のものもあったりするので、いろいろ探してみてね。
あとはローアングル撮影のために、トップハンドルをつけるのもオススメです。ランナーを追ったり、前を走ってバックアングルを撮影するときなんかはあったほうが楽です。小さいサイズのアームだとAX60が乗せられないものもあるので気をつけて!(実体験)
あとFDR-AX60の最大の利点として、本体のみで赤外線ライトによる暗視撮影が可能です。一般に手に入るカメラでこの機能が使える機種は他にほとんどないので、夜間の撮影を前提としたアドベンチャーレースではかなり強力な機能と言えます。

画質にこだわるミラーレス一眼。だけど手ブレにも悪天候にも強いのがほしい!
ボケを活かした映像や、より高精細な映像表現が必要、だけど野外で使うことも考え、ゆるやま!ではOLYMPUS OM-D E-M1 mk2というミラーレス一眼を導入しています。同じ系譜の最新機種はこちら。
フルサイズセンサーを搭載している一眼には画質は一歩及ばないものの、ゆるやまみたいな環境にいる人はE-M1 mk2めっちゃ使い勝手がいいです。
- 悪天にも耐える防塵防滴機能
- GoProにも追従しそうなレベルの手ブレ補正の強さ
- 専用設計のレンズとの組み合わせによる写りの安定性
- E-M1 mk2は性能比で考えると中古相場が相当安い
など、総合点でこの機種を選びました。
どちらかというとスチル機で評価の高い機種ではあるんですが、動画も特に問題なく。PROと銘打ったレンズ(PRO以外もいくつかは)が防塵防滴で、本体とあわせて雨でも大丈夫な仕様になっているのがめちゃくちゃ安心感あります。またISという手ブレ補正がついたレンズと併用すると、GoPro8くらいならタメを張れるんではないかというくらいさらに手ブレに強くなります。
暗さやボケに弱いと言われるマイクロフォーサーズですが、F1.2単焦点シリーズというバカでかいレンズシリーズを使うとそのあたりにも対応できるので、いろいろかっこいい絵は撮れそうです。高いけど。3本買ったら中古の軽トラ買えるね!
こちらはトップハンドルをつけたい場合、AX60のところで紹介したようなものでもいいのですが、smallrigというメーカーから金属製の専用ケージが出ているので、そちらを使うのもオススメします(amazonでは取り扱いがないので、メーカーサイトまたはヨドバシカメラまで)。

まとめ
ということで、今ゆるやま!がメインで使っているカメラを紹介しました。
もともとは激しい動きに対応できるとか、小さいからヘルメットに取り付けられるからという理由で使い始めたGoProでしたが、今はどちらかというと狙いたいシーンや、撮影の条件などによる選択肢のひとつになっています。
今所持していない機材として次に重要なのはドローンかなと思っています。ただNISEKO EXPEDITIONなど大きなレースでは飛ばせる人が他にいるので、優先度は低いですね。それ以外では動物の動きに反応して自動撮影してくれるトレイルカメラなども導入検討の余地ありです。
本質的ではないかもしれませんが、ここ数年でYouTube界隈であっても撮影機材のクオリティがどんどん上がってきているので、見劣りしないための機材というのはある程度考えていく必要はあるかも知れません。
ただあくまでカメラは映像データの入り口でしかないので、撮影者や編集者の技量によって映像作品としての完成度が大きく変わることは言うまでもないですよん。